こんにちは!
欧米の食品とはいえ、もはや日本人の食卓にも欠かせない存在となったチーズ。
実は発酵食品でもあり、欧米人の叡智がつまった食品でもあります。
ピザなどイタリアンやフレンチではなくてはならない食材であり、大好きな方も多いでしょう。
そんなチーズですが、スーパーに売られている商品を見るとプロセスチーズとナチュラルチーズとの表記があることが分かります。
この違いは何なのでしょうか。
そして健康に良いのはどちらでしょうか。
プロセスチーズとは
プロセスチーズは、ナチュラルなチーズを加熱して発酵を止めた後、乳化剤や安定剤を添加して作るチーズです。
チーズの臭みが日本人には合わないと考えたメーカーが、日本人に好まれるようにと作ったのが始まりです。
加工するため長期保存できたり、ナチュラルチーズよりも安価に提供できるので企業にも消費者にとってもメリットがあるため、広く一般に普及しました。
スーパーに行けば一目瞭然ですが、チーズ売り場の半分以上はプロセスチーズによって占められています。
多くの方に親しまれている、とろけるチーズやスライスチーズもプロセスチーズです。
日本では本物のチーズではないチーズがメインストリームになっているということです。
試しにあるメーカーのプロセスチーズの原材料を見てみると、
ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、乳化剤
と書いてありました。
乳化剤はプロセスチーズにはほぼ間違いなく添加されています。
また加熱して発酵を止めてしまっているため発酵食品としての健康効果もあまり期待できないでしょう。
ナチュラルチーズなら安全か?
しかし、ナチュラルチーズだからといって油断はできません。
ナチュラルチーズと記載されている商品の中にも、添加物が含まれているものが多くあります。
特に多いのが調味料(アミノ酸等)と香料です。
チーズの味や風味を良くするために添加しているのでしょうが、これらはなくても美味しいチーズは作れます。
購入する際は注意してください。
本物のチーズを選ぶ基準
まず、商品名がナチュラルチーズと書いてあるものを選んでください。
プロセスチーズはNGです。
そして、原材料が生乳、食塩と表記されているチーズを選んでください。
ピザ用チーズの多くにはセルロースという表記がありますが、これは結合を防ぐための食物繊維なので特に問題はありません。
せっかく食べるのですから、偽物ではなく本物のチーズを食べたいですよね。
そして間違いなく本物のナチュラルチーズの方が美味しいです。
これからチーズを選ぶ際は少しだけ気をつけてみてください。
参考になれば幸いです。