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社会主義的感覚が息づく国フランスで、日本の接客業について考える

こんにちは!!

フランスについて20130904

フランスに来て驚いたことの一つに、レストランやスーパーマーケットでの従業員の対応があります。

 

フランス人の友達と食事に出かけたときのことだ。

その友達は店員がオーダーを取りにきたときや料理を運んでくる際に、しきりに店員と話をしている。

知り合いなのかな?と思い訪ねてみると、知り合いではないと言う。

 

社交的だな、とそのときは感じただけだったが、他のフランス人の友達と食事に出かけた際も、同じように店員とまるで友達のように話し込んでいた。

 

スーパーマーケットでも同じような光景に出会える。

レジでだ。

レジの店員と客とがまるで友達のように話し込むことが非常に多いのだ。

おかげで、どれだけレジで待っても自分の番がなかなか回ってこない笑

 

個人的な意見だが、フランスは非常に平等意識が高い国なのではないかと感じている。

大統領もそこらへんの商店のおっちゃんも同じ人間なんだから、という感覚である。

それは富裕層への高い税金や、高等教育の学費の安さなどからも感じ取ることが出来る。

 

みな平等にチャンスが与えられ、成功した物は貧しい物に富を分け与えるという構図がしっかりと出来上がっている。

フランス国民がどう思っているのかは、分からないが。。

 

対して日本はどうだろう。

日本の接客は素晴らしい、などという話をどこかで聞いたこともあるが、本当にそうなのだろうか。

 

日本のスーパーマーケットで、初対面のレジ係と客とが世間話をすることなど、あまりないだろう。

こんにちはの一言も言わず、ただ言われた金額を払って終わり。ということがほとんどではないだろうか。

 

お店などでも、決まりきった美辞麗句を並べ立てられることが多いような気がする。

そこにはフランスのような平等意識を持ったフレンドリー感が欠片も無い。

“お客様は神様”的な意識のある日本では、店員と客との間に大きな壁が存在する。

 

どちらが良いとか悪いとかいうのではない。

お店のグレードなどによっても当然変わってくるだろう。

 

しかし、フランスの店やスーパーなどに行くと、人間の暖かさを感じるのだ。

それは人間と人間とが平等に接しあっているからに他ならない。

そして、その暖かさが非常に心地よいのである。

 

そんなことを考えながら、今日も買い物に出かけていく僕であります。