こんにちは!
トランス脂肪酸が私たちの美容や健康に悪影響を及ぼすということは多くの方がご存知だと思います。
トランス脂肪酸が含まれている食品としてはマーガリンが最も有名ではないかと思います。
しかし世の中にはそれ以外にもトランス脂肪酸が含まれている食品が山ほど存在します。
今回はトランス脂肪酸が含まれている食品を王道から意外なものまでまとめてみました。
トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸とは植物油を高温加熱したり、水素を添加させて硬化油を精製する時に出来る、自然界には存在しない油のことです。
トランス脂肪酸は、心臓病などの心疾患やアレルギー疾患、また母乳を通した胎児への影響など様々な問題が明らかになっています。
美と健康のためのオイル選びの時にも書きましたが、オイルは細胞を作る際に絶対必要なので、それが水素添加されたオイルで作られたら、美容の面でも最悪だということは一目瞭然でしょう。
トランス脂肪酸はどのような食品に含まれているのか?
最も有名なのはマーガリンです。
これはおそらく知っている方も多いと思うので、詳しい説明は省略します。
次に有名なのはショートニングです。
これも知っている方はたくさんいるでしょうが、何それ?という方もいるかと思うので簡単に説明します。
ショートニングはラードの代用品としてアメリカで生まれた人工食用油脂です。
人工油のため安価であり、市販のパンやクッキー、パイなどの焼き菓子、ドーナツやフライドポテト、スナック菓子など様々な食品に使われています。
おそらくショートニングが最も世の中に蔓延していて、多くの人が口にしてしまっている食品なのではないかと思います。
まだまだあります。
次はファットスプレッドです。これはあまり馴染みが無いかもしれません。
マーガリンの一種なのですが、マーガリンが油脂含有量80%以上なのに対して、ファットスプレッドは80%未満です。
マーガリンに比べて柔らかく、塗りやすいので、パン用に加工されたクリームなどで見ることがあります。もちろん菓子パンやお菓子に使われていることもままあります。
あとはファストフードや安いコーヒー屋で、コーヒーを注文するともれなく付いてくる、丸いプラスチックのカップに入ったミルク。
あれはミルクではありません。人工油で作られたトランス脂肪酸の塊です。
本物のミルクではなく安いので、無料でいくらでも使えるというわけです。
食品についていくつか書きましたが、最後にもう一つ、気づかぬうちにトランス脂肪酸を食べてしまっている食品があります。
それは、
加工品に含まれている植物油です!
多くの加工食品には、日持ちさせたり様々な理由で植物油が使われています。
老けない体を作るためのオイル選びでも触れましたが、そこで使われている油は、溶剤抽出法で高温処理され、大事な栄養素は失われ、一部がトランス脂肪酸に変成した油です。遺伝子組み換え作物が使われている可能性もあります。
植物油だから、添加物じゃないしいいよね!ではないのです。
表記としては、”植物油脂”、”食用植物油”、”食用植物油脂”、”食用油脂”などと表記されているものが多いかと思います。
これらの表記を見かけたら、出来るだけ控えた方が無難です。
また、どんなに良い油を使っても、油は加熱するとトランス脂肪酸に一部は変成してしまうので、調理にも一工夫必要です。
調理の際、使う油は必要最低限にしましょう。
揚げ物をする場合、一度使った油は潔く捨てましょう。酸化した揚げ油はトランス脂肪酸の塊です。
同じ理由で、飲食店や屋台などで、天麩羅、トンカツ、唐揚げ、フライドポテトなどの揚げ物を食べるのは控えたほうが良いです。
基本的に飲食店では、調理の際一回一回油を替えている暇などないので使い回しです。
どんな油が使われているのかも分かりません。完全に自殺行為です。
自宅で調理に使う油は、比較的熱に強い、菜種油がベストです。
オススメはこちら。
カホクの菜たねサラダ油は無駄なトランス脂肪酸を発生させない、低温圧搾法で作られた本物の油です。
デンマーク、スイス、オーストラリアでは100gあたり2g以上のトランス脂肪酸を含有している商品は販売禁止。
アメリカ、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、韓国、中国、台湾、香港などでは食品への表示が義務づけられています。
これだけ近隣諸国や他の先進国が規制に踏み切っているのに、日本はまだまだトランス脂肪酸に関しては規制の甘い国です。
まずは、原材料にマーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、植物油、食用油脂などと表記されている商品の購入を控えましょう。
市販のパンや、クッキー、パイ、ブラウニーなどの焼き菓子類、スナック菓子などはかなりの確率でこのうちのどれかは入っている可能性が高いので、要チェックしてください。
参考になれば幸いです。