こんにちは!
東電やJALの影響で徐々に崩れつつはありますが、多くの人々の常識として、大企業や大手の方が安心という考え方があります。
毎年発表される就職したい企業ランキングでも、ちらほらベンチャー企業が顔を出してきましたけど、依然として上位に来るのは大企業が多いです。
これは消費者の立場からみた商品やサービスでも同様です。
例えば、ある家電製品を選ぶ際に、同じ値段でパナソニックと聞いたこともないメーカーの商品が売られていたら、ほとんどの人はパナソニック製品を選ぶでしょう。
旅行なども、JTBと聞いたこともない会社の企画するツアーがあったとしたら、内容や料金がほとんど変わらなければ、JTBにする方が大半だと思います。
この原則が全く当てはまらない産業
それは、
食品、飲食業界です。
豆乳や油の選び方の項でもちらっと触れましたが、食品業界は大手になればなるほど、ヒドい商品を製造しています。
豆乳シェアNO1のメーカーの調製豆乳は、他のメーカーの調製豆乳に比べ、多くの添加物が含まれています。
胡麻油シェアNO1メーカーの油は溶剤抽出法という、加工・精製しまくりの製造法で作られています。
その他、ポン酢でもキムチでも多くの商品でこの原則は当てはまります。
最も有名であったり、シェアがある商品ほど、原材料的には最もヒドい商品であることが多いのです。
理由は、大手になればなるほどたくさん流通させないといけませんから、大量生産しないといけなくなり、大量生産できる製法を選ぶからです。
しかし、料理が手間隙かけた方が美味しくなるように、真っ当な食品というのは本来手間隙かかるものです。
味噌なども本来は3ヶ月以上寝かさないといけないのですが、3週間とかで出荷しているメーカーもざらにありますからね。
その手間隙かかる部分をどうやって埋めるかというと、加工・精製しまくりの製造法や多量の添加物投与で補うわけです。
これは日本だけでなく全世界共通のファクトで、コカコーラやネスレやKRAFT、モンサントなどを考えればよく分かります。
モンサントに関しては、「モンサントの不自然な食べもの」として映画化もされたのでご存知の方も多いと思います。
アメリカではおよそ10社で食品市場をほぼ独占している状態のようです。
これは飲食業界でも同様です。
ご存知の方も多いと思いますが、ファミレスなどのチェーン店では効率化を図るためセントラルキッチン方式を採用している所が多いです。
セントラルキッチン方式は簡単に説明すると、一つの場所で大量生産した料理やある程度下処理を行った料理を全国のチェーン店に送るという方式です。
あらかじめ完成された料理がそのまま送られてくるため、店舗では温めるだけとか、揚げるだけとか、トッピングを加えるたりといった簡単な処理をするだけで料理を提供できるようになります。
話が少しそれますが、最近はローフードとともに、リビングフードという言葉もよく聞かれるようになりました。
確かにセントラルキッチン方式によって人件費がかからなくなり、料理が安く提供出来るようになったのは素晴らしいことですが、どこか違う場所で作られて、ただ温められて提供される料理がリビングフードとは到底言えません。
このように食産業は、規模が大きくなればなるほど、どこかでねじ曲がってしまいます。
食とは本来、大量生産、大量消費されるべきものではないのです。
もちろん、規模が大きくなっても真っ当な商品を作っている企業もたくさんあると思います。
消費者としては、そういった真っ当な商品を作り続けている会社を応援し、多少高くても買い支えていくことが重要だと思います。
多少高くても、将来病気になり、多額の治療費と苦しみを味わうよりはよっぽどいいと思います。
またそうした本物の商品は、本当に美味しいです。
食べることは人生の楽しみの重要なファクターですから、人生がよりいっそう豊かになることは間違いありません。
外食の際、チェーン店ではなく、素材にこだわったお店を探して行ってみる。
食料品を買う際、大手メーカーのものを何も考えず手に取るのではなく、原材料表示をしっかり見てから購入する。
些細なことですが、こういったことを一人一人が続けていけば、食産業も良い方向に向かっていくことでしょう★
これからの食べものとの付き合い方の参考に少しでもなれば幸いです♪
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