こんにちは!
近年、海外への移住希望者でマレーシアを選択する方が多くなっています。
ジョホールバルはマレーシア第二の都市で、日本からの移住希望者が比較的多い街です。
今回はなぜこの街が人々を惹きつけるのか、実際に住んでみて感じたことを書きたいと思います。

ジョホールバルが移住先として選ばれる4つの理由
①英語が通じる
マレーシアは英語が公用語となっているので、ほとんどの国民が英語を話せます。
他の東南アジア諸国と比べて、これは大きなアドバンテージでしょう。
②物価が安い
これも移住の際には重要なポイントです。マレーシアは肌感覚的には日本の2/3くらいです。
他の東南アジア諸国に比べると若干高めではあります。
③治安が比較的良い
これも重要なポイントですよね。ただし日本やシンガポールのような安全さはありません。
あくまで他の東南アジア諸国と比べて、ということです。
④シンガポールに近い
シンガポールとの国境の街なので、簡単にアクセスすることが出来ます。実際にジョホールバルからシンガポールに働きにいっている人は非常に多いです。
また、子供をシンガポールの学校に通わせている方もいます。

もう少し詳しく見ていくと、移住を考える上で特に重要な上記①、②、③を満たしている国ってなかなか無いんです。
フィリピンは物価が安くて英語も通じるけど、治安が不安定でありますしね。
やはりある程度の治安の良さを求めるならば、生活水準の高めの国を選ばなければならなくなります。
基本的な条件を満たしつつ、そこにさらに④のシンガポールに近いという、他の街にはない圧倒的な魅力が付加されるのが、ジョホールバルなんです!!
ジョホールバルに移住される方々は、おそらく本当はシンガポールに移住したいと考えている方が多いと思います。
こちらの記事にも書きましたが、都市国家としてのシンガポールは目を見張るものがあります。
都市としての快適さや治安の良さ、多民族国家で英語環境、アジアのハブ空港となっているチャンギ国際空港があり、日本へのアクセスも良好、日本人も多く日系の病院などもある、などなど、シンガポールのメリットは枚挙に遑がありません。
ですが、シンガポールのハンパない家賃や物価の高さ、ビザ発給の厳しさを考えると、断念せざる終えません。
そのため、シンガポールに住む代替案として、ジョホールバルに目を向けるのではないかと思います。
しかし、シンガポールに近いのは確かに素晴らしいのですが、ジョホールバルという街単体で考えると、個人的には微妙な街だと感じました^^;
まず、ジョホールバルには町歩きという概念がありません。
普通の都市や街だと、駅などを中心に町が開けていて、商店があったり、公園があったりと歩いていろいろな所に行けますよね?
ですがジョホールバルには市の中心部ですら、街というものが形成されていないので、町歩きを楽しむといったことは出来ません。
買い物等は、基本的にショッピングセンターに車で行って買うという感じです。
ですので、この街では車を所有していないと、行動範囲が極端に狭くなり全く面白くありません。
実際、現地の方でも道路を歩いている人はほとんどいません^^;
また郊外に出ても、基本的にパーム油採取のための木々が延々と続くのみで、素晴らしい景色や美しい自然といったものも、あまり期待できません。
ですので、冒険家気質のバックパッカーには向かない街(国)です笑
それよりは、ハワイにあるようなプール付きの豪華なコンドミニアムで悠々自適に暮らしたい人向けだと思います。
実際、今ジョホールバルではそのようなコンドミニアムの建設ラッシュが起こっており、不動産価格も劇的に上昇しています。
価格が上昇しているといっても、ハワイや日本で同じレベルのコンドミニアムを借りれば月ウン十万とかかるでしょうが、こちらでは月10万前後で借りることが出来ます。
結局は自分がどういったライフスタイルを送りたいかによるかと思いますが、国際感覚が必要不可欠なこれからの若い世代や老後を悠々自適に暮らしたい方にとっては、魅力のある街なのだと思いました。
この記事が少しでもお役にたてれば幸いです^^