こんにちは!
以前精製(精白)食品と主食の選び方について書いてきました。
前回はパンとパスタの選び方でしたが、今回は和食の主役、麺と米についてまとめていきたいと思います★
まずは麺類について。
和食の麺といったら、うどんと蕎麦ですね。
うどん派の人、蕎麦派の人、両方好きな人いろいろいると思いますが、美容と健康面から見たらどちらの方が優れているんでしょうか。
答えは明白です。
選ぶべきは、白いものより茶色や黒いものです!
迷ったらうどんよりそばを!
真っ白なうどんは100%小麦粉で作られます。
よって完全なる精製(精白)食品です。
GI値も当然高く、85です。
昨今、セルフサービスで低価格のうどんチェーン店がたくさん出店していますが、あれも単価の安い精白小麦粉だから成せる技とも言えるのではないかと思います。
それに対し、蕎麦のGI値は59です!
アンチエイジング的には間違いなくうどんより蕎麦ですね。
しかし、蕎麦を選ぶ際に注意していただきたいことがあります。
蕎麦はもちろんそば粉から作られますが、100%そば粉で作られた蕎麦というのは実はほとんどありません。
どのように作るかというと、そば粉に小麦粉を混ぜて作るんですね。
市販の乾麺や生麺をチェックしてみると、安いものほど小麦粉の含有率が多くなります。
ぶっちゃけた話、そば粉よりも小麦粉の含有率の方が多い蕎麦が多数を占めています。
それで蕎麦と呼べるのか!?と思いますが、さらにヒドいものでは小麦粉の白さを着色料でカバーしている商品などもあるので、原材料表示は要チェックです。
市販品を購入する場合は、乾麺で二八蕎麦、十割蕎麦と記載されたものを購入してください。
二八蕎麦とは、小麦粉が二割、そば粉が八割という意味で、十割蕎麦は100%そば粉を使用しているという意味です。
種類は少ないですが、基本的にどこのスーパーにも置いてあります。
外食する場合も同様です。
駅の立ち食い蕎麦屋や安い蕎麦屋では、粗悪品の蕎麦を使用している可能性がかなり高いです。
二八蕎麦や十割蕎麦を使用していればそれだけで宣伝になりますから、真っ当な専門店に行った方がヘルシーですし、格段に美味しい蕎麦が食べられます^^
余談ですが、実はうどんにも全粒粉で作られた商品があります。
まだ知名度がなく、普通のスーパーなどでは置いているところは殆ど無いでしょうが、どうしてもうどんが食べたい時にはgoodな選択肢となります。
オススメはこちら。
全粒粉100%使用というかなりレアな一品です。
自然食品店には置いてあると思うので、気になる方はお近くのお店でチェックしてみてください♪
最後に、日本人の命と言ってよい米についてです。
「白いご飯」と言われるように、日本の食卓では白米が主流となっています。というか、どこの国でも米は白米が主流です。
しかし、残念ながら白米というのは精米しているので、栄養価がほぼゼロに等しい食べものになってしまっています。
GI値ももちろん高く、84です。
それに対し、玄米はGI値56と非常に優秀です。
マクロビオティックの普及などもあり、健康食品として確固たる地位を築いていますね。
玄米は確かに食物繊維やビタミンB群が豊富に含まれており、完全栄養食品と呼ばれています。
しかし、玄米には消化しにくいという欠点があります。
またミネラルの吸収を阻害する作用もあるため、賛否両論があります。
よって消化能力が弱い方や、消化器系の疾患を患っている方は控えた方が無難だと思います。
消化を重視したい方、また玄米は美味しくなくてちょっと・・・、という方は「雑穀米」がオススメです。
雑穀米の良いところは二つあります。
まず、ヒエやアワなどの雑穀には豊富な栄養素が含まれています。
米が高級品だった時代には、これらの雑穀によって栄養を補っていました。
今ではヒエやアワの方が高級品になっていますけどね^^;
次に、雑穀を混ぜることによって、GI値を下げることが出来ます。
白米だと84ですが、五穀米になると55まで下がります。
個人的には、三分か五分付きにした米に雑穀を混ぜるのがベストかなあと思いますが、白米に雑穀を混ぜるでも十分効果はあるし、おいしいご飯になると思います^^
玄米と雑穀米のどちらが良いかは個人差や好みもあるので、自分の体と相談してベストな方法を探ってみてください★
これからの麺や米選びの参考になれば幸いです。