こんにちは!
前回精白食品の危険性について書きました。
今回はいろいろな主食別に、具体的にどういった食品を選んでいけばよいかをまとめます。
まず簡単なおさらいです。
精製(精白)食品とは、その名の通り植物を真っ白に精製してしまった食品のことです。
精製(精白)食品の問題点は二つあって、一つはエンプティーカロリー食品になってしまうこと、もう一つは高GI値食品に変身してしまうことでした。
(gi値に関する詳しい説明はこちら)
以上のことから、美容や健康、また病気を悪化させないためには精白(精製)食品を避け、精製されていない全粒穀物を摂取していくことが必要になってきます。(精製されていない食品は全粒穀物や全粒粉と呼ばれます。)
ではこれから、いろいろな主食について選び方を見ていきましょう。
まずは、もはや米を越え、日本でも朝食の顔となったパンについてです。
老けない体を作るためのパンの選び方!
初めに確認しておきたいことは、コンビニやスーパーなどで売られている食パンなどは、本物のパンではありません。あれはお菓子です。
スーパーなどでいろいろなパンメーカーの原材料表示をみると、もう油脂や砂糖、添加物のオンパレードです。それプラス精白小麦粉ですから、お菓子となんら変わらないわけですね。
日本では”真っ白、ふわふわ”がパンに求められますが、本物のパンは固いです。
本当のパンは小麦粉、水、塩、イーストのみで作られます。油も砂糖も添加物も使わないんですね。
さらに日本のパン業界で最も有名なメーカーでは、発がん性がある臭素酸カリウムという添加物を使っている商品などもあるので、非常に危険です。
パンを選ぶ際は、砂糖や油脂など余計なものが入っていない全粒粉パンを選んでください。
といってもこれは自分で作る以外は、お店で見つけるのはまず不可能です。
理由は、まず全粒粉100%だとパンが膨らみにくいこと。見た目を気にする日本では致命的でしょう。
また全粒粉は精白小麦粉よりも値段が高いので、原価が上がってしまうこと。
そして日本では固いパンは人気がないため、砂糖や油脂を使用してまろやかな柔らかいパンを作らないと売れないためです。
そこで、お店でパンを購入する場合の妥協案としては、全粒粉と精白小麦粉がミックスされたものを選んでください。
全粒粉が入ることによって、血糖値の上昇が緩やかになります。
出来れば原材料表示で全粒粉が先にきている商品の方がベターです。(原材料が多く含まれている順に記載する必要があるため。)
市販のパンを買う場合、砂糖や油脂の含有は避けられませんが、こだわっているところでは砂糖の代わりにハチミツを甘味料として使っているところもあるので、チェックしてみてください。
油はフランスパンを選ばない限り、バター、ショートニング、オリーブオイル、キャノーラオイル、大豆油のどれかが含有されているものがほとんどだと思います。
市販品を買うならそこは妥協するしか無いでしょう。この中ではオリーブオイルが一番まともです。
あとショートニングだけは絶対NGです!(ショートニングの恐怖についてはこちら)
次はパスタについてです。
パスタも日本の食卓にすっかり定着した主食のひとつですね。
因みにパスタというのはイタリア語で”麺類”を意味する用語です。
スパゲッティもペンネもラザーニェ(ラザニア)もパスタに含まれます。
実はパスタにも全粒粉のモノが存在します。
日本の普通のスーパーでは、全く置いてないか、かろうじて1種類置いてあるか位のレベルなので、もしかしたら見たこと無い方もいるかもしれません。
精製していないので黄色ではなく、茶色をしています。
普通のパスタよりずっしりしていて、食べ応えがあります。
有名なのはこちら。
ご覧のように黄色じゃなくて茶色です。
イタリアの有名なオーガニック製品会社、アルチェネロの有機全粒粉スパゲッティ。この会社はオーガニックのオリーブオイルでも有名です。
こちらはオーガニックデュラム小麦のセモリナで作られています。ペンネなどもあるので、好みで使い分けられます。
この商品は普通のスーパーにも結構置いてあるので、手に取りやすいと思います。
全粒粉パスタはGI値50と非常に優秀です。
ぜひ生活に取り入れたいところです。
唯一の問題点としては、見栄えがあまり良くないことですかね。
茶色なので、盛り付けた際に普通のパスタより映えません笑
パスタは、例外的に精製されたものでもGI値=65と、それほど高くありません。
ですので栄養価は無くなりますが、血糖値の面では精製されたものでもそこまで問題にはならないでしょう。
主食は食生活の根幹を成すものです。
精製(精白)食品を排除して、ヘルシーな食生活を目指していきましょう。
これからのパンやパスタ選びの参考になれば幸いです。