こんにちは!
日本でもアーモンドミルクの知名度が上がってきているようで、一部のお店で手に入るようになってきました。
ナッツの中でも抜群の栄養素を誇るアーモンドのミルクということで、美容や健康に非常に良さそうです。
豆乳から切り替えた人もいるかと思いのではないかと思います。
しかし、本当に体に良いのでしょうか?
今回は市販のアーモンドミルクの検証と正しい選び方、付き合い方をお伝えします。
市販のアーモンドミルク成分比較
まず、現在ニュージーランドの複数のスーパーで売られている全てのアーモンドミルク(4種類)の原材料を検証してみました。
まずA社。
水、アーモンド(2,5%)、リン酸三カルシウム、重曹、乳化剤(レシチン)、天然香料、塩、ジェラン
次はB社。
オーガニックアーモンドベース(水、アーモンド)、オーガニック米澱粉、海塩、オーガニックバニラ、天然香料、カラギナン、ビタミンB2、ビタミンA、パルミチン酸エステル、ビタミンD
続いてC社。
水、アーモンド(2%)、炭酸カルシウム、タピオカ澱粉、海塩、カラギナン、ヒマワリレシチン、天然香料
最後にD社。
水、オーガニックアーモンド(4%)、オーガニック米飴、オーガニックシュガー、オーガニックヒマワリ油、植物カルシウム?、海塩
という結果でした。
A社はリン酸三カルシウム、ジェランが添加されているのでNG。
ジェランは増粘安定剤でとろみを出すのに使われているようです。
B社はカラギナンでNG。(カラギナンとは?)
C社もカラギナンでNG。
D社は砂糖とヒマワリ油でNG。(なぜヒマワリ油がNGなのか?)
ということで、美容と健康目線で見ると、市販のアーモンドミルクはとても飲めたものではありません。
これはニュージーランドだけでなく他の国でも同じで、カナダに住んでいたときもアーモンドミルクが飲みたくてずっと探していたのですが、結局最後まで納得出来る商品を見つけることは出来ませんでした。
B社はオーガニックを売りにしており、この中で最も高い値段で売られていて、オーガニックコーナーに並べられているのですが、カラギナンを筆頭に最もいろいろなものが添加されていますね。
オーガニックや砂糖不使用などと記載されていても要注意です。
結局アーモンドミルクもそのままだと飲みにくいので、調製豆乳のようにいろいろな加工をされてしまっています。
では最後にまとめとして、私たちが選ぶべきアーモンドミルクの条件を列挙します。
①食品添加物不使用
カラギナンが添加されている可能性が高いです。他にも化学の授業で見るような成分が添加されていたらひとまず避けましょう。
②砂糖不使用
③オメガ6系油不使用(オメガとは?)
④アーモンドの含有率が高いもの
パーセンテージが高い方がアーモンドが多く使われており濃厚ということです。上記の会社でも2〜4%と大きな開きがあります。
⑤出来ればオーガニックで!
以上5つがアーモンドミルクを選ぶ際のポイントです!
しかし、これらの条件を満たす市販のアーモンドミルクなんて本当にあるのでしょうか?
試しにネットで探してみましたが、これならまだ許せるかなという商品を発見しました。
それがこちら。
有機アーモンド、有機アガベ、有機デキストリンのみというシンプルな商品です。
デキストリンは食物繊維の一種で個人的には許せる範囲かなと。
日本の方が原材料的には良質な商品がありますね。
どうしても市販のアーモンドミルクを飲んでみたかったらこちらがおすすめです。
ただ値段が高すぎるので、もう少しリーズナブルにならないと一般へ普及するのは難しいでしょう。
ちなみに日本で最も知名度があると思われるアーモンドブリーズという商品ですが、こちらは上記で紹介したC社です。
よってあまりおすすめはできないですね。
結論的にはもし労力を惜しまないなら、自分で絞って作るのが一番良いでしょう。
アーモンドは値段も高いし、面倒ですが、自分で絞れば余計なものは入れなくてよいので最も健康的です。
アーモンド自体は間違いなく健康に良いのでこれらのことを考慮しながらアーモンドミルクと付き合っていただけたらと思います。
アーモンドミルク選びの参考になれば幸いです。